50th border  19 / 20  のボーダー
ヒタキ(秦礼子)が、自分にとってどんなに大切な存在だったかを改めて
知った悟(福士誠治)。
しかし、悟の思いとは裏腹に、ヒタキは旅立つ準備をはじめていた。

新たにオーディションを受けた美晴(大山なつ)、美晴をささえる祐二
(小木戸利光)、再びカフェのオープンに向けて動き始めた多恵(瀬戸早妃)、
慎太郎(加藤壮門)、それを手伝う聡美(加藤美佳)、再び舞台の準備をはじめた水野(要潤)。
誰もが一度はあきらめかけた夢に向かって、何とか進もうとしていた。

様々な思いを胸に、オープン当日のカフェに集まってくる一同。
しかし、そこにヒタキの姿だけはなく……。




(脚本 横田理恵  監督  白川 士)





終わるのが………イヤです……

ついにこの日がやってきてしまいました。
全50話の19borders、最後のこぼれ話はクランクアップの日の様子を
少しお届けします。

前日に、スタジオ部分の収録を全て終えた19bordersスタッフ・キャスト一行。
最終日は、悟役の福士誠治くん、祐二役の小木戸利光くん、
美晴役の大山なつさんの
三人でロケとなりました。
「本当に今日で終りなんだね」
「なんか実感ない〜」
朝からそんな会話を交わしつつ、最終日の撮影が始まりました。

昼前に、一番に全出演シーンを撮り終えたのは福士誠治くん。
「お疲れ様でした!」とのみんなの声に、福士くんが言い出しました。
「あの、この後のロケ、僕も行きます!助監督でもなんでもやりますんで」
これから千葉まで移動して、残りのシーンを撮影することを知っていた福士くんは、
オールアップの瞬間までみんなと一緒に過ごそうと、ロケ隊と同行することにしたのです。

その後の移動は、渋滞のため、予想以上に時間がかかってしまいました。
この日撮影するシーンは、すべて日中のシーンなので、太陽が出ているうちに
全ての撮影を終えられるかどうかが勝負。
到着早々、福士くんをふくめ、スタッフも全員総出でセッティングを手伝います。
「こういう風に現場を見ると、なんか新鮮ですね」
いつもはカメラの前にいる福士くんが、今は外側から、19bordersの現場を見ているのです。

太陽が傾き、いよいよ撮影は最後のシーンに差しかかろうとしていました。
無事に撮影が終えられるかどうか、太陽とのおっかけっこです。
必死で明かりの調整をする照明さん、少しでもスムーズに
撮影を進めようと走り回るスタッフたち。
慌しい中でも、丁寧にお芝居の確認をしている小木戸くん、大山さん。
全員の意識が集中します。

「カット!OK!」
監督の声がかかると同時に、福士くんは、小木戸くん、大山さんのもとに駆け出しました。
「以上をもちまして、19borders全編撮影終了でーす!!」
助監督の声に、あがる歓声と拍手。
一年間、苦楽をともにしてきたキャスト・スタッフが笑顔で握手をしたり、
抱き合ったりする姿があちこちに見られます。
どの顔も、撮影中の緊張から解放され、心からの笑顔で…。
いつしか日はとっぷり暮れていました。
「終わるのが、何か……イヤです」
涙混じりで呟いた福士くんの言葉が、みんなの気持ちを代弁しているようでした。

19bordersをご覧いただいているみなさん。
一年間のご声援、本当にありがとうございました。
私たちスタッフ・キャスト一同、さまざまなボーダーを抱えながら走ってきた一年間でしたが、
無事に「とりあえず」のゴールを迎えることができました。
しかし、これからもそれぞれが、たくさんのボーダーを経験していくのだと思います。
そんな時、19bordersのみんなのように、がむしゃらに前向きに乗り越えていければ…
一年を通じて、今そんなことを考えています。
またいつか、このメンバーで作品をお届けできるよう、頑張って参ります。
本当にありがとうございました!