44th border 正しい / 正しくない  のボーダー

悟(福士誠治)と祐二(小木戸利光)は、美晴(大山なつ)を騙したスカウトマン・黒田を
殴って警察に連行されてしまった。
必死で悟と祐二は悪くない、と主張する多恵(瀬戸早妃)たちだったが、
とりあってもらえず、なす術もない。
留置所の中と外で、19歳たちはそれぞれに無力感に苛まれつつ、苦しい一夜を過ごす・・・。

夜が明け、釈放された悟はやりきれない思いを抱えたまま、藤原(松尾れい子)の部屋を訪ねる。
「間違ったことはしていない」あくまで言い張る悟に、藤原は・・・。


(脚本 杉山 嘉一  監督 杉山 嘉一)





夏のロケにはご用心!

物語が佳境に入ってくるとともに、連日、朝から夜までハードな撮影が続いています。
特にこの時期、我々ロケ隊を悩ませるのが「ムシ」なのです。
夜の野外撮影では、撮影用の照明に大喜びして集まってくる虫たち。
本番中は動き回るわけにもいかず、大人数が一塊になってじっとしているわけですから、
ムシたちにとってロケ隊は格好の獲物なのかもしれません。

そんなある夜のこと・・・。

都内の某公園で撮影をしていたときのことです。
美晴こと大山なつが、急にお腹のあたりを押さえてしゃがみこみました。
「イタイーーーーっ!」
驚いたスタッフ・キャストが近づいてみると、お腹には虫に刺された後が三ヶ所。
「なんだ、虫さされか」
一瞬ほっとする一同でしたが、それにしては痛みが尋常でない様子。
夜間救急の病院に行くも「何の虫に刺されたかわからないと対処できません」と言われ
てしまい、簡単な応急処置をうけるのみ。
涙を流して痛がっているなつに、みんなの不安は広がります。
「変な毒をもっている虫だったんじゃないか」
「虫じゃなくて、違うモノだったんじゃ・・・」
たかが虫、されど虫・・・。

不安な一夜が明けて次の日。
「ご心配おかけしました」と元気に現場に姿をあらわしたなつ。
「あたしを刺したヤツは多分、毒蛾ですよー」
家に帰ってから痛みは徐々にひいていき、それにつれて悔しくなって
インターネットを駆使して虫を調べてきたという報告までしてくれました。
大事に至らなくて一安心。
以来、これまでにも増して、蚊取り線香の煙をもうもうと焚きながら
夜の撮影に挑んでいる私たち。
みなさんも夏の夜、外出にはくれぐれもご用心くださいね。