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ついに美晴(大山なつ)は志望の大学に合格した。
全て自分の力で大学に合格することが、父親に対する
レジスタンスであった美晴にとって、その合格通知は目標を
失ってしまったようで、複雑な気持ちである。
父親に大学へ合格したことを報告するが、
嬉しそうな父の声には、やはり素直に喜べなかった。
そんな時、同じ病院に入院している
永井義人(五十畑颯斗)が美晴に声を掛けてきた。
いつも一方的に話し掛けてくる義人から「これ聞けよ」と
1枚のMDが差し出されるが受け取らずに、美晴は病室を出る。
いつもならそのまま引き下がる彼も、この日は妙にしつこく、
その後も背後から、MDを渡そうと声を掛ける。
「いい加減にしてよ!」と振り払おうとしたその時、突然、義人が倒れた。
苦しそうに最後まで何かを言いながらMDを渡され、それを受け取る美晴。
迎えに来た悟が助けを求めに行っている間に、
美晴の腕の中で義人は息を引き取った。
死の間際で少年から託されたMDに録音されていたのは「野孤禅」というバンドの曲。
母親からその曲にまつわる話を聞いた美晴は人生を変えるほどの衝撃を受ける。
(脚本 松田 千晶 監督 白川 士)
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