2nd border ラーメンを 食べる/食べない のボーダー
洗濯すらまともに出来ない男という屈辱に耐え切れず、
就職2日目にしてラブホテルから逃げ出した悟(福士誠治)は、
別の就職口を探して東京を歩き回るが、全く受け入れてもらえない。

初日に洗濯を手伝ったお礼としてランドリーの常連客、
水野(要潤)、慎太郎(加藤壮門)、祐二(小木戸利光)に焼肉を奢らされる破目になった悟。
支払いをしようとするが全財産が入っていた財布を落としたことに気付く。
代金の支払いも出来ず、ぐずぐずしている間に終電にも乗り遅れ、
歩いて帰ろうと道を尋ねた女性は、昨日川原で偶然にみかけた女、ヒタキ(秦礼子)だった。

深夜の道を2人で歩く。
途中ヒタキはラーメンを食べないかと誘うが、断る悟。
腹は死ぬほど減ってはいたが、ある理由からラーメンだけは食べないと悟は誓っていたのだ。

その翌日も、アルバイトも財布も見つからず腹は減り続ける一方だが、
従兄弟の博史(川岸銀次)や美晴(大山なつ)から勧められたカップラーメンにも手をつけない。

それは唯の意地なのか、それとも正当なこだわりなのか。
生きていく為に食うか、それとも自分の意思を貫き通すか。
唯一の食料「ラーメン」を前に、悟は葛藤する。

(脚本  田村 孝裕  監督  白川 士)